LANケーブルは、ほとんどの家庭ではCat6のものを選べば足ります。選び方で迷う点は、カテゴリー、長さ、形の3つです。
- 光回線が1Gbps以下なら、Cat5eかCat6で足りる
- 2.5Gbpsの機器をつなぐなら、Cat5eでも規格上は対応するが、余裕を見てCat6以上にしておく
- 長さは、実際に必要な距離より少し余裕をもたせる(長すぎると取り回しが悪い)
- 形は、丸型が無難。狭いすき間を通すならフラット型
カテゴリーの違い
LANケーブルの「カテゴリー」は、対応する通信速度や周波数帯の規格です。
| カテゴリー | 一般的な最大通信速度 | 目安 |
|---|---|---|
| Cat5e | 1Gbps | 光回線1Gbpsまでの家庭向け |
| Cat6 | 1Gbps(短距離で10Gbps) | 一般的な家庭向け。迷ったらこれ |
| Cat6A | 10Gbps | 高速な機器をつなぐ場合 |
| Cat7・Cat8 | 10Gbps以上 | 家庭ではほぼ不要 |
Cat6が10Gbpsで使えるのは短い距離に限られるため、家庭では1Gbps〜2.5Gbps向けと考えるのが現実的です。Cat7以上は、家庭用の機器で恩恵を受ける場面がほとんどありません。
回線・機器の速度に合わせる
ケーブルだけ高性能にしても、回線・ルーター・パソコンのいずれかが遅ければ、速くなりません。通信は、経路でいちばん遅い部分で決まります。
- 光回線が1Gbpsまで → Cat5eかCat6で足りる
- 2.5Gbpsの機器・回線 → Cat5eでも規格上は対応しますが、余裕を見てCat6以上にしておくと安心
- 10Gbpsの機器 → Cat6A以上。ただし家庭では対応機器がまだ少ない
2.5Gbpsなのに速度が出ない場合の確認手順は、別の記事にまとめています。
長さの決め方
LANケーブルは長いほど信号が弱くなるため、規格上は1本100mまでです。家庭では、数メートルで足ります。
- 机の上でルーターとパソコンをつなぐ:1〜2m
- 同じ部屋の別の位置:3〜5m
- 部屋をまたぐ:5〜10m
あらかじめメジャーで、壁沿いやドア枠を通る経路の距離を測ってください。直線距離で買うと、足りなくなります。
形の違い
- 丸型。 もっとも一般的で、ノイズに強く、迷ったらこれ。
- フラット型。 平たく薄いため、ドアの下やカーペットの下を通すときに便利。ただし、折れやすく、ノイズの影響を受けやすい製品もあります。
- スリム型。 細くて取り回しがよい。狭い配線に向きます。
買う前の確認
- パッケージに「Cat6」「Cat6A」などの規格が書かれているか
- コネクターの爪が折れにくい形(爪折れ防止カバー付き)か
- 長さが必要な距離に合っているか
- ケーブルの色(見える場所に引くなら、部屋に馴染む色を)
候補にしたケーブル
ELECOMのLD-GPAシリーズ(Cat6A対応)を挙げます。確認時点(2026年10月15日)で、Amazon.co.jpが販売元でした。同じシリーズに3mもあります。
5mのものはこちらです。
ELECOM LD-GPA/BK5 Cat6A LANケーブル 5m
10Gbps伝送に対応するCat6A規格、5mのLANケーブルです。
価格・在庫・仕様はリンク先で最新の情報をご確認ください。
通す場所が狭い場合は、同じメーカーのフラット型(LD-GFAT)もありますが、通信の安定性を優先するなら、丸型を基本にしてください。
配線で迷ったら
壁の中や天井裏を通す配線、ONUの位置の変更など、ご自身での作業が難しいときは、WELLにご相談ください。埼玉県内で、LANケーブルの配線から機器の設置まで出張サポートしています。
パソコンにLAN端子がない場合は USB-LANアダプターの選び方 を、Wi-Fiそのものを見直したい場合は 家のWi-Fiを良くする方法 を参照してください。
まとめ
- 一般家庭は、Cat6を選べば足りる
- ケーブルだけ高性能にしても、機器や回線が遅ければ速くならない
- 長さは余裕をもたせて、経路に沿って測る
- 通常は丸型、狭い場所を通すならフラット型
商品情報の確認元(確認日:2026年10月15日)
- ELECOM LD-GPA/BK2、LD-GPA/BK5(Amazon.co.jp掲載ページ、メーカー公式)
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